資金調達ラウンドという言葉をよく聞くけど、結局何ラウンドあってそれぞれの違いがよくわからなかったため調査してまとめました。
この記事ではそもそも資金調達ラウンドとは何か、それぞれのラウンドでどんな違いがあるかを解説します。
資金調達ラウンドとは何か?
資金調達ラウンドとは、投資家がスタートアップ企業に対して投資を行うフェーズの基準を示します。
スタートアップ企業の大きさを表す基準としても使われる。
6つのラウンドとそれぞれの特徴
ラウンド | エンジェル | シード | プレシリーズA | シリーズA | シリーズB | シリーズC |
特徴 | 創業時のアイディア | プロダクトのリリース前後 | プロダクトの検証中 | ユーザーの拡大 | マネタイズ検証済み | 上場・M&A直前 |
調達額 | 100〜1,000万円 | 500~5,000万円 | 5,000万円~1億円 | 数億円 | 数億〜数十億円 | 数十億〜数百億円 |
チーム有無 | △ チーム作成中 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
プロダクト | 無し | プロトタイプ | α/β版 | 正式版 | 機能拡充 | 新規事業開発 |
トラクション* | なし | なし | 発生 | 出てきている | 継続して出ている | 堅調な拡大 |
調達期間 | 数日〜1ヶ月 | 数ヶ月 | 数ヶ月 | 半年 | 半年以上 | 半年以上 |
* トラクションとは「成長の兆し」のこと。顧客を掴めていている状態を「トランザクションがある」という
シリーズAの前は金額感もそれぞれのVCで定義が変わるようです。また、呼び方も「アーリー」「プレシード」など、様々な呼び方があることがわかりました。
さらに、序盤のステージでは100万円ほどの資金調達で起業可能なことがわかり、ピッチコンテストで優勝しなければ!と思っていましたが、それに限らずクラウドファウンディング等での調達でも十分起業と呼べるようです。
まとめ
起業のやり方から起業後の拡大までの流れがわからなかったのですが、今回まとめてイメージができるようになりました。
特に起業の初段が小さなステップで開始できることは気持ち的に非常に進めやすいことがわかり、ハードルが下がりました。
参考
StartupList
投資ラウンドとは?専門家が教えるスタートアップの資金調達と注意点 | StartupList
投資ラウンド(資金調達ラウンド)とは、投資家が把握しにくいスタートアップ企業の事業段階をラウンド分けしたものです。本記事では、専門家に取材した内容を踏まえ、各ラウンドの特徴から具体的な資金調達先、調達方法、資金調達のポイントを詳しく紹介しています。
GeeklyMedia
投資ラウンドの意味とは?5つのステージについて徹底解説 | GeeklyMedia(ギークリーメディア) | Geekly(ギークリー) IT・Web・ゲーム業界専門の人材紹介会社
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