アクアラインの作り方

日記

こんにちは、しらすです。

先日アクアラインを通行中にふと疑問に思ったので調べました。

アクアラインの全体像

海ほたるや風の塔を含め、木更津から川崎までの全体はこちらの写真のようになっています。

2つの人工島がポイント

アクアラインの建設においては「海ほたる」「風の塔」という2つの人工島がポイントになっています。

埋立地を掘り進め、海上から海底へと繋ぐ「海ほたる」

1つ目の人工島は皆さんご存知の海ほたるです。海ほたるは海上から海底に移るアクアラインの中心に位置しています。

海上から海底に向かう際、海のど真ん中では当然海中を進むことになりますが、海中に斜めにトンネルを作ることは出来ません。そこで、アクアラインの建設においては、海の途中を「埋め立てる」ことで、この「海中」を無くしました。この埋め立てによってできたのが海ほたるという1つ目の人工島です。

海底を掘り進める起点「風の塔」

海ほたるで海底に潜ったアクアラインですが、工事は同時並行で進みます。川崎側から掘り進めて海ほたるに向かうと、川崎側と海ほたる側からの2つのシールドマシーンで掘り進めることになります。アクアラインの建築では、更に2つのシールドマシーンを追加しています。

この追加2つのシールドマシーンは、海ほたると川崎側の陸地のちょうど中心から海ほたると川崎に向かって掘り進めました。この時、海底の掘り始めのポイントまでシールドマシーンを誘致する為に作られたのが2つめの人工島である「風の塔」です。

風の塔は、海上から垂直に支柱を下ろし、海底まで繋がる土管になっています。この土管を通してシールドマシーンを誘致し、川崎と海ほたるに向かって掘り進めることで、4台のシールドマシーンが使え、工期を短縮できるわけです。

ちなみに、アクアライン完成後、風の塔は長いトンネル内の空調設備として利用されています。

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