こんにちは、しらすです。
日々世の中の生成AI活用が進む中で「生成AIを使いたいが、どうやって使うと成果が出るのか?」を知りたいと思い、連載形式でまとめることにしました。
本記事では各企業における生成AI活用事例を検索・調査してまとめたいと思います。皆さんが生成AIを活用する際の参考になれば幸いです。
本日は、日本で最も生成AIの活用が進んでいる?と思われるGMOの活用事例を調べました。
GMOの生成AI活用事例
GMOペパボ:SNS集客文書作成
EC関連サービスにおいてOpenAIの「ChatGPT」APIを活用しています。具体的には、SNSの集客に利用可能なPR文や商品説明文を自動生成する機能を提供しています。この取り組みにより、ユーザーの利便性向上と業務効率化を図っています。また、AIによる自動生成と人間による監修・編集のプロセスを最適化し、生成された文章の品質管理やトーン&マナーの設定を行っています。
GMOサイン:契約書作成・レビュー
契約書の作成やレビューに生成AIを活用しています。このシステムは、契約書の作成・レビューから電子契約締結、管理に至るまでの全てのやり取りを自動化しています。AI-OCR機能を搭載しており、通常のOCRよりも高精度な文字認識が可能で、契約に必要な情報を自動的に抽出することで業務効率を大幅に向上させています。これらの事例は、生成AIを活用することで業務の効率化やコスト削減を実現し、企業の競争力を高めることに寄与しています。GMOインターネットグループは、生成AIを積極的に活用することで、ビジネスプロセスの革新を推進しています。
グループ全体での生成AI活用結果
グループ約6000人にアンケートを取った結果、2024年上期時点で一人当たり月次 26.8時間の業務削減ができているとのこと。また利用率は83.9%に上るとのこと。
グループ全体で約13万2,000時間/月(前回調査差+約2万時間)の業務時間削減が実現しました。過去の調査も踏まえ、2024年上半期で約67万時間削減したと推定しています。
~中略~
■2024年4月~6月まで最も成果があった業務効率化の事例について
https://www.gmo.jp/news/article/9051
用途 職種 実例 調査 営業 生成AIプロンプトポータル「天秤AI by GMO」で複数のLLMでの判断を比較することで、AIの回答が正しいかを確認する時間が減った。
(「天秤AI by GMO」https://tenbin.ai/)調査 エンジニア ChatGPTを開発方法の調査に使うこと。完全な正解を得られなくても部分的にキーワードを引き出せるので調査のしやすさが上がる。 調査 ディレクター 他社サービスの仕様理解。相談相手がいないため学習後のAIの回答をもとにブラッシュアップした。確認時間を数時間減らせた。 開発 ディレクター これまでは他人に依頼していたGASの修正や開発が、AIを活用することで自分だけでできるようになった。 翻訳・要約 エンジニア 英文の要約では、1回の作業につき、15分~30分程度効率化できている 要約 管理系 理解し難い言葉があった際、AIに分かりやすく教えてもらうことで理解度の向上になった
考察
アプリを大量に作ってばらまくのではなく、各社員がそれぞれ生成AIを活用して個別に業務効率化を図っているようです。そのうえで、業務活用コンテスト「AIしあおうぜ!」を実施することで従業員の活用意欲向上と作成したアプリ/プロンプトの相互連携を実現しています。
これからの興味がある領域が「動画生成」というのは非常に面白いです。普通の企業でアンケートを取ったら、議事録作成とかメール作成みたいな単純なユースケースが上がると思いますが、浸透率が高いので次の新しい技術に目が向くのかもしれません、さすが!
参考リンク
調査へのAI活用
本調査では生成AIを活用して調査業務を簡易化しています。生成AIの活用事例のご参考まで。
Perplexityで活用事例を調べる
複数のサイトを調べるのは結構大変ですが、Perplexityを使うといろんなサイトの情報から情報を取得した上で、わかりやすくまとめてくれます。
本投稿ではPerplexityを使って活用事例を検索しています。情報元のURLも表示してくれるので、情報が正しいかは元のURLを見て確認しています。
GPTsでトップ画を作る
ブログのトップ画作成にも生成AIを活用しています。基本ChatGPTですが、画像サイズやテイストなど毎度細かい設定を入れるのは大変なので、GPTsを準備しています。
こちらにテーマを入力することで16:9サイズの画像が生成されます。
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