こんにちは、しらすです。
ワインが好きでもっと知識をつけたいと思い、本や検定で徐々に勉強しています。知識ストックの場としてこちらを利用したいと思います。抜けている部分は徐々に追加していきたいと思います。
産地(銘醸地)
フランス
ボルドー
最高級のシャトーが多く存在する世界的な赤ワインの産地。複数のブドウ品種をブレンドすることが認められているため、シャトー独自の味を出すことができるとともに、年ごとのブドウ品種ごとのばらつきを抑え、安定的な品質を保つことができる。
ブレンド可能な品種は以下があります。
- 赤ワイン(5種類)
- カベルネソーヴィニヨン
- メルロー
- カベルネフラン
- マルベック
- プティヴェルドー
- 白ワイン(3種類)
- ソーヴィニヨンブラン
- セミヨン
- ミュスカデル
メドック
世界的に有名な5大シャトーが存在する地区。 1855年にパリ万国博覧会に合わせてシャトー(ブドウ農家)の「メドック格付け」が実施された地域としても有名。一級シャトーは以下の5つ。
シャトー名 | 村名 |
Chateau Lafite-Rothschild (シャトー・ラフィットロスチャイルド) | Pauillac (ポイヤック) |
Chateau Latour (シャトー・ラトゥール) | Pauillac (ポイヤック) |
Chateau Margaux (シャトー・ マルゴー) | Margaux (マルゴー) |
Chateau Mouton-Rothschild (シャトー・ ムートン・ロスチャイルド) | Pauillac (ポイヤック) |
Chateau Haut Brion ※ (シャトー・ オー・ブリオン) | Pessac-Leognan (ペサック・レオニャン) |
※シャトー・オー・ブリオンはメドック地区ではなくグラーブ地区のシャトーだが、例外的にメドック格付けの1級に割り当てられました。
グラーブ
メドック格付け1級の5大シャトーのうちの一つである「シャトー・オー・ブリオン」が存在する地区。
ソーテルヌ
貴腐ワインで有名な地区。メドック地区と同じタイミングでソーテルヌのシャトーにも格付けがされた。最高ランクの格付けがなされた「シャトー・ディケム」が有名。
サンテミリオン
ワイン産地としては世界で初めて世界遺産に登録された地域。「シュバン・ブラン」と「オーゾンヌ」が有名。
ポムロール
ドルドーニュ川右岸にある小さな村。世界最高峰と称される「ペトリュス」と「ルパン」が有名。
ブルゴーニュ
ボルドー地方と並ぶフランスの高級ワイン銘醸地。ブドウ品種のブレンドが許可されているボルドーに対して、ブルゴーニュではブレンドが一切許可されていません。また、ボルドーのように地区ごとの格付けは存在せず、以下の4つの格付けのみが存在します。
- 特級畑:グランクリュ (Grands crus)
- 1級畑:プルミエクリュ (Premiers crus)
- 村名 :コミュナル (Communales)
- 地方名:レジョナル (Regionales)
また、ボルドー地方ではブドウ農園のこと「シャトー」と呼ぶのに対し、ブルゴーニュでは「ドメーヌ」と呼ばれます。
コート・ド・ニュイ(コートドール)
グランクリュに認定された畑が9つもある地域。高級ワインを生産する村が多く、世界一高級なワインである「ロマネ・コンティ」もこの地域のヴォーヌ・ロマネ村で生産されている。
コート・ド・ボーヌ(コートドール)
最高級白ワインの生産地である「モンラッシュ」「ドメーヌ・ルフレーヴ」 がある地域。アロース・コルトン村で生産される「コルトン・シャルルマーニュ」も有名。 また、チャリティーワインで有名な「オスピス・ド・ボーヌ」もこの地域で生産される。
シャブリ
白ワインで有名な産地。
ボジョレー
ボジョレー・ヌーヴォーで有名な産地。ヌーヴォーとは新酒という意味だそうで、ボジョレー・ヌーヴォーとはボジョレー地区で生産される新酒という意味です。ボジョレー・ヌーヴォーは熟成期間が短い早飲みのワインで、通常は最短数か月の樽熟成が必要ですが、ボジョレー・ヌーヴォーは数週間で熟成が終了し出荷されます。
ちなみに、解禁日は毎年11月第3木曜日です。
シャンパーニュ
言わずと知れたスパークリングワインの銘醸地。シャンパーニュ地方で生産されたスパークリングワインのみ「シャンパン」と名乗ることができます。
アルザス
ドイツとの国境付近に位置するフランス内でも冷涼な地域。リースリング種で作る白ワインが有名。
ロワール
ローヌ
プロヴァンス
ロゼワインで有名な産地。
ラングドックルシヨン
イタリア
ピエモンテ
トスカーナ
ヴェネト
ロンバルディア
スペイン
ドイツ
ポルトガル
カリフォルニア
チリ
アルゼンチン
オーストラリア
ニュージーランド
中国
日本
ワインの種類
赤ワイン
白ワイン
スパークリングワイン
ワインの発酵過程でアルコールと炭酸ガスが発生します。このとき、炭酸ガスを抜かずにワインに取り込んだものをスパークリングワインになります。この炭酸ガスをどこで取り込むかの違いで、スパークリングワインの生成方法は大きく2つに分かれます。
瓶内二次発酵(トラディショナル方式)
瓶詰後に糖分と酵母を加え、再び瓶内で発酵させる方法。フランス・シャンパーニュ地方で作られるシャンパン、イタリアのフランチャコルタ、スペインのカバなどが代表的。高品質なスパークリングワインの製法である。
タンク内発酵(シャルマ方式)
瓶詰めする前の熟成中のタンク内で炭酸ガスを取り込む方法。イタリアのアスティ・スプマンテが有名。
(おまけ)シャンパンとスパークリングワインの違いとは?
フランスシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインのみシャンパンを名乗ることが許されます。逆に言えばそれ以外の地域で作られたスパークリングワインはシャンパンと名乗ることができません。しかし、シャンパーニュ以外でももちろん上質なスパークリングワインは生まれています。これらの品質保持とブランド化のため、シャンパーニュ以外の産地で生産されたワインでも所定の製法を満たしていればAOCの使用が許可されます。このとき使用されるのが「クレマン(Cremant)」です。
例えばフランスボルドーのスパークリングワインでクレマンを満たしたものには「Appellation Cremant de Bordeaux Controlee」と表記できます。
ロゼワイン
アイスワイン
貴腐ワイン
ポートワイン
酒精強化ワイン
ブドウの品種
赤ワイン品種
カベルネソーヴィニヨン
ピノノワール
メルロー
白ワイン品種
ソービニヨンブラン
シャルドネ
リースリング
グラスの種類
赤ワイン
ボルドー型
ブルゴーニュ型
白ワイン
モンラッシュグラス
キャンティグラス
スパークリングワイン
フルートグラス
保存方法
① 13℃前後の温度を保つ
② 強い光を当てない
③ 湿度60%以上を保つ
④ ボトルを横にする
⑤ 風を当てない
⑥ 他の匂いを近づけない
⑦ 振動を与えない
「世界のビジネスエリートが身につける教養としてのワイン」渡辺順子 著、2018年9月19日 発行
テイスティングの方法
テイスティングには決まった手順があります。
・See (見る)それぞれのワインの色合いを楽しむ。また、ワインに濁りがないかを確かめる。
・Swirl (グラスを回す)グラスを回して、粘着度を確かめる。グラスの内面にワインの滴跡がしっかり残るほど粘着性は高く、アルコール度数が高い。
・Sniff and Smell (香りをかぐ) グラスを傾けて香りをかぎ、それぞれのワインが持つ香りを楽しむ。
・Sip and Swish (ひとくち口に含む、口内をワインで覆う)
・Swallow and Spit (飲む、もしくは口から出す) 甘味や酸味は舌で、タンニンは歯茎で感じながら、ワインの味わいを楽しむ。そして飲んだ時の喉奥の感触でアルコールを、後味の長さなどでボディを感じる。
「世界のビジネスエリートが身につける教養としてのワイン」渡辺順子 著、2018年9月19日 発行
ワインの評価
パーカーポイント
世界的に有名なワイン評論家であるロバートパーカー氏によるワインの出来を示す評価。100点満点で様々なワインを評価しています。
ヴィンテージチャート
ワイン雑学
ワインの品質を守る原産地呼称 とは?
フランスのAOC、イタリアのDOC, DOCGなどが有名。
ナポレオン三世が始めた「メドック格付け」とは?
1855年にパリ万国博覧会でワインを出展するにあたりナポレオン三世の命令により設定したメドック地区の畑を格付けしたもの。最高格付けの1級から5級まで決定された。
ワインが流行した理由はイエスキリスト!?
ワインの存在価値はイエスキリストが「最後の晩餐」の中で「ワインは私の血である」という有名な言葉を残したそうです。ヨーロッパでのキリスト教の普及とともにワインも神聖な飲み物としてヨーロッパ全土に広がりました。
ワインの資格
ワイン検定 ( 一般社団法人 日本ソムリエ協会)
シルバークラス
ブロンズクラス
ワインエキスパート呼称資格認定試験 ( 一般社団法人 日本ソムリエ協会)
ソムリエ呼称資格認定試験 ( 一般社団法人 日本ソムリエ協会)
参考文献
世界のビジネスエリートが身につける教養としてのワイン 渡辺順子 著 2018年9月19日
世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン
コメント
ボジョレー・ヌーボーのキャッチコピーがあったら教えてください
私も初めて調べましたが、なかなか面白いですね笑
こちらでまとめられてました。https://enjoy.sso.biglobe.ne.jp/archives/beaujolais_copy/
ちなみに、ボジョレー・ヌーヴォーがあんなにはやるのは日本だけのようですね。ボジョレーも美味しいですがぜひ色んなワインを楽しんでみてください!